Photoshopの画像の切り抜き方法3選!髪の毛も綺麗に切り抜くコツ
Webサイトやホームページを構築し、デザインを整えたい場合、異なる画像同士をくっつけたり、画像を切り抜いたりしたい場合があるかと思います。
簡単な正方形であれば時間もかからずに切り抜くことができますが、いびつなデザインや細かな画像では切り抜きが難しいと感じる方も多いかもしれません。
そこで本記事では、2026年現在の最新機能を踏まえ、Photoshopで画像を切り抜く3つの方法を解説するとともに、髪の毛のような複雑な場合の切り抜き方法もご紹介します。
また、Photoshopで切り抜いた画像を保存する方法なども解説しますので、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- コントラストがはっきりしている場合の切り抜き手順
- 髪の毛のような複雑な画像の切り抜きテクニック
- 自分で範囲指定したい場合の手動切り抜き方法
- 切り抜き画像の保存とスキルアップの方法
Photoshopで画像を切り抜く3つの方法
はじめに、Photoshopで画像を切り抜く3つの方法を見ていきましょう。シチュエーションに合わせて以下の3つを使い分けるのが基本です。
- コントラストがはっきりしている場合の切り抜き
- 髪の毛のような複雑な場合の切り抜き
- 自分で範囲指定したい場合の切り抜き
それぞれの方法を順番に解説します。
コントラストがはっきりしている場合の切り抜き
被写体と背景の色の差(コントラスト)がはっきりしている場合、下記の手順で素早く切り抜きを行います。
- Photoshopのレイヤー一覧から、画像の背景(レイヤー)をダブルクリックしてロックを解除する
- ツールバーから「自動選択ツール」を選択する
- オプション設定から許容値を調整し、「アンチエイリアス」と「隣接」をオンにする
- 切り抜きたい画像の外側(背景部分)をクリックして選択範囲を決める
- Deleteキーを押して選択範囲(背景)を削除する
- 保存時は「PNG形式」を選択し、透明部分を保持するように設定する
上記の手順を実行すれば、コントラストがはっきりしている場合の画像の切り抜きは簡単に行なえます。
ここで重要なことは、最後に「PNG形式(透過PNG)」で保存することです。
JPEGなどで保存してしまうと、せっかく切り抜いた透明部分が白く塗りつぶされてしまいます。透明部分を維持するためにはPNG形式が必須です。
なお、手順の3つ目である「アンチエイリアス」と「隣接」をオンにしない場合も、背景色とそれら以外の部分の色が同化してしまい、Photoshopでうまく切り抜くことができません。
そのため、初心者の方は必ず上記の手順に則って切り抜きを進めるようにしましょう。
髪の毛のような複雑な場合の切り抜き
次に、人物の髪の毛や動物の毛並みなど、複雑な境界線を持つ画像を切り抜く場合の手順をご紹介します。
この場合、Photoshopの強力な機能である「選択とマスク」を使用します。手順は下記のとおりです。
- Photoshopで画像を開き、メニューから「選択とマスク」をクリックする
- 画面上部の「被写体を選択」をクリックして大まかに選択する
- 「髪の毛を調整」ボタンをクリックして、細かい毛先を自動検出させる
- (必要に応じて)人物レイヤーを複製し、乗算モードに変更して馴染ませる
- マスクとして出力し、背景と合成して確認する
- 不透明度などを微調整して完成
これらの方法を実行することで、髪の毛のような細かい画像の切り抜きもPhotoshopで綺麗に行うことが可能です。
なお、手順の3つ目である「髪の毛の調整」をクリックしただけでも、近年のPhotoshopのAI機能により、かなり精度の高い切り抜きが行えます。
しかし、ここで手順を終えてしまうと、背景色によっては髪の毛のエッジ(境界線)に不自然な色が残ることがあります。
それらを防ぐためには、その次の手順である人物レイヤーの複製や、乗算モードへの変更を行い、背景と馴染ませるテクニックが有効です。
これにより、背景が白や黒といった単色の目立つものであっても、髪の毛のエッジが目立たなくなるので、ホームページやWebサイトに違和感なく使用できます。
また、さらに細かく調整したい場合は、ブラシツールの設定で不透明度20〜30%、流量20〜30%程度に下げ、エッジ部分を優しくなぞるように調整してみると良いでしょう。
自分で範囲指定したい場合の切り抜き
最後に、幾何学的な形など、自分で範囲を指定して切り抜きたい場合の方法をご紹介します。
基本となる「長方形選択ツール(矩形選択ツール)」を使った例を見ていきましょう。
- ツールバーから「長方形選択ツール」を選択する
- 正方形に切り抜きたい場合は、Shiftキーを押しながらドラッグする
- 中心から選択範囲を広げたい場合は、Altキー(MacはOptionキー)を押しながらドラッグする
- 選択範囲の位置をずらしたい場合は、ドラッグしながらSpaceキーを押して調整する
上記の方法は、Photoshopで最も基本的かつ簡単に範囲を指定して切り抜く方法です。
選択ツールには、楕円形や1列選択など様々な形があるので、用途に合わせて使い分けるのがPhotoshop活用のコツです。
なお、Photoshopは選択した範囲のドラッグを一度外してしまうと、確定されてしまいます。
そのため、複数の範囲を選択したり、選択範囲を追加したい場合は、必ずShiftキーを押しながら次のドラッグを行うことが大切です。
また、選択範囲を解除したい場合は、「Ctrl + D(MacはCommand + D)」のショートカットキーが非常に便利です。
- 切り抜き範囲を用途に合わせてツールで選択できる
- 髪の毛のような細かいものでも「選択とマスク」で対応可能
- コントラストが強い画像は「自動選択」で時短できる
手動で切り抜き精度を上げよう
ここまで、Photoshopの自動機能などを活用して画像を切り抜く方法を解説してきました。
そのうえで、さらにクオリティを求めるなら、手動での切り抜き精度(レタッチ技術)を上げることで、よりプロフェッショナルな画像編集が可能になります。
Photoshopに搭載されているAI機能は年々進化していますが、最終的な微調整は人の目と手で行うのがベストです。
ここでは、手動で切り抜く場合の精度を上げるメリットや、そのために必要な「ブラシとマスク」の活用方法をご紹介します。
手動で切り抜き精度を上げるメリット
Photoshopで、手動操作を交えて切り抜き精度を上げるメリットは下記のとおりです。
- 輪郭のボケ具合を自然に調整できる
- AIが苦手な複雑な背景の切り抜きにも対応できる
- 被写体のフォルム(形)の微調整も可能になる
手動での調整を加えることで、輪郭のボケ(フェザー)をピクセル単位でコントロールできるようになります。
PhotoshopのAI機能も優秀ですが、画像によっては境界線がギザギザになったり、必要な部分まで消えてしまったりすることがあります。
これは、企業の信頼性に関わるホームページやWebサイトの商品画像などでは、品質低下につながるリスクがあります。
しかし、手動でマスクを調整できれば、輪郭を滑らかにし、どんな背景にも馴染む高品質な素材が作れます。
また、手動であれば、被写体のフォルム調整も可能です。たとえば「パン」の切り抜きをする際、実物が少しいびつな形をしていても、切り抜きと同時に形を整えることで、より美味しそうな見栄えに補正できます。
こうした細やかな配慮は、AI任せにするよりも手動の方が意図通りに仕上げやすい作業です。
ブラシとマスクの活用方法
精度を上げるために必須なのが「レイヤーマスク」機能です。
これは、消しゴムツールで画像を消してしまうのではなく、ブラシを使って「見えなくする(隠す)」機能のことです。
たとえば、フルーツのいちごの画像を切り抜き、背景とうまく同化させたい場合を例にします。
この場合に、Photoshopのレイヤーマスクを追加し、黒いブラシで塗って隠したり、白いブラシで塗って再表示させたりすることで、何度でも輪郭をやり直すことができます。
「失敗してもやり直せる」非破壊編集は、プロの現場では必須のスキルなので、必ず使いこなせるようにしましょう。
- ブラシとレイヤーマスク機能を使えば何度でも修正可能
- 輪郭のボケ(フェザー)を調整して自然な合成ができる
- 切り抜きと同時にフォルムを整えることも可能
Photoshopで切り抜いた画像を保存する方法
Photoshopで画像をきれいに切り抜いた後、その状態を保存しておく方法について解説します。
ここでは、単純なファイルの保存ではなく、苦労して作成した「選択範囲」自体を保存しておく便利な方法をご紹介します。
まず、Photoshopで編集したい画像を選択し、クイック選択ツールなどで範囲を選択します。
選択範囲ができている状態で、画面上部のメニュー「選択範囲」から「選択範囲を保存」をクリックしましょう。
するとダイアログが出現し、選択した範囲に名前を付けられるようになります。
分かりやすい名前で構いませんので、たとえばいちごの写真を切り抜いた場合は、「いちごの輪郭」のような名前を付けましょう。
こうしておけば、一度選択を解除して別の作業をした後でも、メニューの「選択範囲を読み込む」をクリックするだけで、瞬時に同じ選択範囲を呼び出すことができます。
なお、保存せずに選択範囲を解除してしまうと、最初から選択し直しになってしまう点には注意が必要です。
複雑な切り抜きを行った際は、こまめに選択範囲を保存するか、レイヤーマスクとして保持しておくことをおすすめします。
- 複雑な選択範囲は「選択範囲を保存」で記録しておく
- 「選択範囲を読み込む」でいつでも呼び出し可能
- 作業効率化のためにこまめな保存を心がける
Photoshopを学ぶならスクールがおすすめ
ここまで、Photoshopで画像を切り抜く方法や保存する方法を解説してきました。
Photoshopは非常に高機能なツールであり、本記事で解説した切り抜き以外にも、写真のレタッチ、合成、バナー作成など様々なクリエイティブワークが行えます。
たとえば、写真をイラスト風に加工したり、フィルム風にレタッチしたり、一眼レフ風に背景をぼかしたりすることも自由自在です。
とはいえ、これらを1から独学で覚えようとした場合、非常に多くの時間と手間を要することでしょう。
これらを効率的に最短距離で学ぶためには、Photoshopが学べるスクールに通うのが最も近道です。
スクールであれば、カリキュラムが体系化されているため、迷うことなくPhotoshopの操作とデザインの基礎を学ぶことができます。
Photoshopが学べるスクールは数多く存在しますが、その中でも「侍エンジニア」がおすすめです。
侍エンジニアは、マンツーマン指導で数多くの技術あるデザイナーを輩出しており、本気でデザイナーを目指している方や、実務レベルのPhotoshopスキルを身につけたい方に最適です。
受講料金も安価なプランから用意されていますので、まずは無料カウンセリングで学習プランの相談をしてみてはいかがでしょうか。
- Photoshopの多機能な操作を体系的に学べる
- 独学よりも圧倒的に効率が良い
- マンツーマン指導で挫折しにくい
まとめ
本記事では、2026年最新のPhotoshop事情を踏まえ、画像を切り抜く方法を解説してきました。
Photoshopを活用すれば、髪の毛のような細かな画像であっても「選択とマスク」機能で綺麗に切り抜くことができ、画像の合成も容易に行なえます。
また、よりプロフェッショナルな仕上がりを目指すなら、手動でのマスク調整技術を高めるのがおすすめです。
Photoshopを活用できる人材の需要は高まっており、より早く確実なスキルを身につけるのであればスクールの活用も検討してみてください。
よくある質問
Photoshopでもし切り抜きすぎてしまった場合は?
Photoshopで切り抜きすぎた場合、選択ツール使用中にAltキー(MacはOptionキー)を押しながらドラッグすることで、選択範囲を一部解除(削除)して戻せます。また、レイヤーマスクを使用している場合は、白いブラシで塗ることで消えた部分を復元できます。
Photoshopで切り抜いた画像を合成するには?
Photoshopはレイヤー構造になっているため、切り抜いた画像のレイヤーの下に、別の背景画像レイヤーを配置することで簡単に合成ができます。「移動ツール」を使って位置やサイズを調整し、馴染ませましょう。
