プログラム言語(プログラミング言語)とは?できること・代表例・選び方を初心者向けに解説
日本国内で現在IT人材が不足しており、将来的には大幅に不足することが予想されています。
経済産業省の調査によると、2030年には最大で約79万人のIT人材が不足すると発表されています。
2020年度から小学校で「プログラミング」が必修化されたこともあり、近年この言葉はますます身近になってきました。
これから需要のある職種への転職を考え始めた方や、在宅副業に興味を持った方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、プログラミングとは何なのか、それでどんなことができるのか、学ぶべきプログラミング言語について解説します。
これから学習を始めたいという疑問を持つ方に向けて、わかりやすく解説していきます。
プログラミング言語とは?
そもそもプログラミングとは、コンピュータにさせる命令を順番に記述してプログラムを作成することです。
この命令を記述するための専用の言葉がプログラミング言語ですが、コンピュータはこれを直接理解することはできません。
コンピュータは電気信号の「オン」と「オフ」の2種類しか扱えないため、データを「0」と「1」の2進数で理解します。
この2進数で表現される言語は「機械語」と呼ばれ、コンピュータはこの「機械語」によって動作しています。
プログラミング言語は英語などの自然言語に近く人間が理解しやすいため、これを用いて命令を記述します。
つまり、プログラミング言語を通じて機械に指示を出し、WEBサイトやアプリケーションの開発を行っているのです。
- コンピュータへの命令を記述する言語
- プログラミング言語は翻訳が必要
- 人間の言語と機械語のあいだに位置する言語
プログラミング言語を扱ってできること
コンピュータの命令によって動いているもののほとんどが、プログラミング言語によって制御されています。
例えば、画面に文章を表示することから、皆さんが普段利用しているアプリケーションもプログラミングで構成されています。
LINEやYouTube、X(旧Twitter)だけでなく、工場で稼働するロボットなどもプログラミング言語で動いているのです。
現在、言語の種類は200以上あるとされており、それぞれに得意な分野や特徴があります。
ここからは、プログラミング言語を扱ってできることを、主要なカテゴリごとに詳しく紹介していきます。
WEBサイト制作
WEBサイトとはインターネット上にあるウェブページの集まりのことで、ブラウザによって表示されます。
「企業のホームページを作ること」と言えば、イメージが湧きやすいのではないでしょうか。
WEBサイトは基本的にはHTMLとCSSによって記述されています。
これらを使ってWebページの構造を定義していますが、厳密にはマークアップ言語と呼ばれます。
CSSは、HTMLで記述された文書のレイアウトや色などの見栄えを定義するための言語です。
現在ではCMSというツールを導入することで、一からコードを書く手間を省いて運用できるようになりました。
世界的に最も使われているCMSがWordPressであり、多くのブログや企業サイトで採用されています。
さらにJavaScriptという言語を組み合わせることで、サイトに動きを加えることが可能になります。
これらの言語を扱う分野はフロントエンドと呼ばれ、主にユーザーの目に触れる部分を担当します。
WEBアプリ開発
WEBアプリは、スマホアプリと異なり端末にダウンロードする必要がありません。
Webブラウザがあれば動作し、基本的にはWebサーバー側でプログラムを動かします。
代表的なものにはGoogle検索、YouTube、Facebook、X(旧Twitter)などのSNSが挙げられます。
開発には、フロントエンドだけでなくバックエンドと呼ばれるサーバー側の知識も必要です。
データの保存や検索結果の出力など、利用者からは見えない部分の処理を行うのがバックエンドの役割です。
主要な言語にはPHP、Ruby、Python、Java、JavaScriptなどがあります。
開発効率を高めるために「フレームワーク」という型(枠組み)を利用して構築するのが一般的です。
システム開発
システム開発とは、IT技術を使って業務を効率化したり、自動化したりすることを指します。
開発の規模によって業務は多岐にわたりますが、一般的には以下の工程で進められます。
- 要件定義
- 外部設計(基本設計)
- 内部設計(詳細設計)
- プログラミング
- テスト
- 運用・サポート
要件定義などの上流工程を担当するのがシステムエンジニア(SE)です。
それ以降のプログラミングやテストを主に担当するのがプログラマー(PG)になります。
プログラマーは設計者が作成した仕様書に則って、正確に開発を行うことが特徴です。
AI開発
人工知能(AI)を活用して、高度な判断や予測を行うシステムを構築するのがAI開発です。
顔認証技術や製造現場での検品システムなど、身近なところでもAIが活用されています。
膨大なビッグデータを扱い、機械学習や深層学習(ディープラーニング)を用いて学習を行います。
この分野で圧倒的なシェアを誇る言語がPythonであり、AI開発には欠かせない存在です。
また、データを操作するためのデータベース言語であるSQLの知識も必須となります。
自動運転や医療など、今後さらに普及が加速するため非常に将来性が高い分野です。
代表的なプログラミング言語
数ある言語の中から、特に人気があり汎用性の高い代表的なものを紹介します。
HTML・CSS
Webページの骨組みを作るHTMLと、装飾を施すCSSは、Web制作の基本です。
厳密にはマークアップ言語ですが、IT業界に入るなら避けては通れない必須知識です。
難易度が低く、未経験者や初心者でも独学で習得しやすいのが大きなメリットです。
PHP
Web開発に特化した言語で、世界中のWebサイトで広く利用されています。
人気のCMSであるWordPressがPHPで作られているため、求人需要が非常に高いです。
学習リソースが豊富でコードも読みやすく、初心者の学習にも向いています。
JavaScript
Webブラウザ上で動作し、アニメーションなどの動きを加えることができる言語です。
近年はサーバーサイドでも使われるようになり、非常に汎用性が高まっています。
副業案件も多く、フロントエンドエンジニアを目指すなら必須の言語といえます。
Ruby
日本人が開発した言語で、文法がシンプルで読みやすい特徴があります。
「Ruby on Rails」という強力なフレームワークにより、スピーディな開発が可能です。
日本語のドキュメントが充実しているため、未経験者でも安心して学習を始められます。
Java
「一度書けばどこでも動く」と言われるほど安定性に優れたオブジェクト指向言語です。
大規模な基幹システムや銀行のシステムなど、高い信頼性が求められる現場で重宝されます。
覚えるべきルールが多く難易度は高めですが、習得すればエンジニアとしての価値が大きく向上します。
自分に最適な言語の選び方
言語を選ぶ際は「自分自身が何をやりたいか」という目的を明確にすることが最優先です。
仕事として稼ぎたいのであれば、市場の需要があるかどうかも重要な判断基準となります。
挫折を防ぐためには、自分にとっての学習のしやすさを考慮することも大切です。
まずは基礎となるHTML・CSSから触れてみて、適性を見極めながらプログラミング言語を選んでいきましょう。
- 自分自身が何をやりたいのかを明確にする
- 求人数や案件数など需要がある言語かどうかを確認する
- 初心者は教材が豊富で学習しやすい言語から選ぶ
まとめ
プログラミング言語の基礎知識から、主要な言語の特徴、目的に合わせた選び方について紹介しました。
IT人材の不足が深刻化する中で、プログラミングスキルを身につけることは強力な武器になります。
どんな言語を選び、どの分野を目指すのかがイメージできれば、学習の意欲も自ずと高まってくるはずです。
この記事で得た知識を土台に、ぜひ新しいキャリアに向けたプログラミング学習に役立ててください。
よくある質問
プログラミング言語では何ができる?
WEBサイト制作、WEBアプリ開発、システム開発、AI開発など、コンピュータを制御するあらゆるサービスを構築できます。私たちが日常的に利用しているSNSや検索エンジンも、すべてプログラミングによって動いています。
プログラミング言語の選び方は?
「自分自身が何をやりたいのか」「需要がある言語かどうか」「学習のしやすさ」この3つのポイントを視野に入れながら、自分はITのどの分野を目指すのかという方向性を決めることで、自ずと最適なプログラミング言語が決まってくるでしょう。
