VBAとは?マクロとの違いやできること、習得のメリットを初心者向けに解説

Excelに備わっている機能の中には、「マクロ」という自動操作を行えるツールがあります。

マクロを使用することで計算式やデータ収集を効率化でき、作業を自動化できる特徴があります。

なお、「VBA」とはマクロの中身を記述するためのプログラミング言語のことです。

プログラミングを行っている方や、オフィス作業を行っている方は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

とはいえ、VBAの詳しい内容が分からなかったり、どのように活用すれば良いのか迷っている方も多いかもしれません。

本記事では、VBAの基本概要やマクロとの違いを詳しく解説します。

また、VBAを習得するメリットやデメリットもあわせてご紹介します。

VBAとは?

VBAとは、マクロを作るために使用するプログラミング言語のことです。

複雑な処理や作業の自動化を行うことで、効率的に作業を進められる特徴があります。

また、VBAはExcelだけでなく、Microsoftが提供するPowerPointやWordなどでも利用できます

業務を簡略化するプログラムを作成できるため、非常に利便性の高い機能といえます。

基本的に、プログラミング言語のVBAは海外のソフトであるため、英語で記述します。

そのため、英語が苦手な方や英単語に慣れていない方には、最初は操作が難しく感じるかもしれません。

しかし、YouTubeでVBAの使い方を学んだり、プログラミングスクールで体系的に学んだりできるため、初心者の方でも安心して習得可能です。

VBAでは複雑な計算や入力作業を自動化する機能を搭載しているため、会社のデータ整理業務を効率化できます。

多くの企業でExcelやWordを使用しているため、VBAを活用できれば作業効率が向上し、費用対効果も高まるでしょう。

加えて、機械による自動計算によってヒューマンエラーや手作業によるミスがなくなり、業務の正確性も向上します。

VBAは、現代のビジネスシーンにおいて非常に価値の高いスキルの一つです。

VBAの基礎知識

VBAを活用することで業務の自動化が可能になり、記述は英単語ベースですが学習リソースが豊富で、ヒューマンエラーを削減し業務の利便性を高められます。



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VBAとマクロの違い

ここまで、VBAの概要や特徴を解説しました。

ここでは、VBAとマクロの違いを詳しく解説します。

多くの方は、VBAとマクロを同じものと捉えがちですが、両者は明確に異なります

VBAとマクロの関係を人間で例えるなら、マクロは身体そのものです。

一方で、VBAは身体を構成するうえで最も重要な細胞のような存在になります。

身体の中で細胞が集まることで様々な機能が生まれるため、細胞は人間の身体を作るうえで欠かせない要素です。

つまり、VBAというプログラミング言語を用いることで、マクロという仕組みを動かし、快適に作業を行えるのです。

そもそもマクロとは?

マクロとは、あらかじめ書いた指示書に従ってExcelを自動実行させる仕組みのことです。

また、一般的にはその指示書そのものをマクロと呼ぶことも多いです。

指示書を作成する際には、プログラミング言語が必要であるため、VBAという言語を使用します。

マクロはExcelやWordなどで使用できますが、多くの方はExcelで活用しています。

マクロを使用して表計算やデータ集計を自動化できるため、多くのユーザーに愛用されています

基本的にはMicrosoft製品すべてにマクロが対応しているため、オフィス作業を行う方にとって最適な機能といえます。

そのため、VBA(Visual Basic for Applications)は、様々な作業を幅広く自動化できる強力な機能となります。

VBAとマクロの使い分け

VBAがプログラミング言語のことで、マクロを作るために欠かせない機能であることはご理解いただけたと思います。

マクロをExcelで作成した場合、その内容はプログラミング言語のVBAに変換されて内部に保存されます。

つまり、VBAがなければマクロを作成できないため、VBAはマクロの重要な核となる部分です。

なお、マクロとVBAは似ていますが、その機能は同一ではありません。

マクロの場合は「操作を記録して実行する」ための機能になります。

反対にVBAは、マクロを保存しアプリケーションに伝えるためのプログラミング言語という使い分けになります。

そのため、マクロで行う自動化作業はVBAで保存され、さらにセキュリティチェック機能も搭載している特徴があります。

違いのまとめ

マクロとVBAは密接に関係していますが定義が異なります。マクロはExcelを自動実行させる「仕組み」を指し、VBAはその指示を書くための「プログラミング言語」です。



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VBAでできること

マクロとVBAの違いを理解したところで、実際にどのようなことができるのか具体的に解説します。

VBAで行えることは多岐にわたり、その中の一つとしてレポート作成の自動化が可能です。

会社で作成する資料や情報共有に使用するレポートなど、VBAを使用することで時間をかけずに作成できます。

加えて、社員情報や収集したデータ書類などを表として整理したりグラフ化したりできるため、オフィス作業には欠かせない機能です。

また、あらかじめPDF出力の設定をしておけば、データが完成した際に自動で出力できるメリットがあります。

レポート作成を手作業で行う際にはミスも発生しやすいため、VBAを活用して効率化することを強く推奨します。

また、VBAでは会社などで使用する帳票作成の自動化も可能です。

伝票や請求書などの帳票を自動で作成でき、作業時間を大幅に削減できます。

特に請求書を作成する場合、手作業では金額や日付の記載に細心の注意が必要です。

しかし、VBAの設定をしておくことで、データの不備を自動で検出・修正してくれるため、確実性の高い作業が実現できます。

なお、社内で使用するメールについても自動で作成や送信が可能です。

VBAの場合、添付ファイルも自動で送付できます。

あらかじめ送信設定を行うことで、月末報告などのメールを効率化でき、作業効率に特化した運用が可能になります。

加えて、定型文を設定しておけばミスも発生しないため、確実性が非常に高いといえるのです。

なお、VBAではこれらに加えて以下のようなことも行えます。

VBAでできること

  • Excel内の複雑な作業の劇的な効率化
  • Web上のデータを自動で収集するスクレイピング
  • サーバーログの分析と可視化

それぞれ順番に詳しく見ていきましょう

Excel作業の効率化

1つ目は、Excel作業の効率化です。

前述の通り、VBAはExcel内でできる効率化をすべて実現できるため、作業がしやすくなるメリットがあります。

データ分析や情報集計を高速で行えるため、処理能力に優れているのが特徴です。

四則演算や外部ファイルからのデータ取り込みなども、瞬時に処理できます。

Excelを頻繁に使用する方や、まだ効率化を試したことがない方は、この機会にぜひ活用してみましょう

データの自動収集

2つ目は、市場調査で活用できるデータの自動収集です。

VBAではスクレイピングを自動化できるため、特定の情報を手作業で探す必要がありません。

競合調査や情報リサーチを行っている方にとって、非常に有用な機能です。

Excel内で自動的に情報を比較したりグラフ化したりできるため、時間効率も大幅に向上します。

サーバーログの分析

最後に、VBAではサーバーログの分析を行うことも可能です。

解析ツールを使用することで分析が可能になり、その結果を視覚的に表現できるメリットがあります。

ファイル形式での出力も容易なため、管理業務においても大きな力を発揮します。

VBA活用のメリット

Excel作業のあらゆる工程を効率化でき、スクレイピングによるデータの自動収集が可能になり、高度なサーバーログ分析まで幅広く対応できます。



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VBAエキスパートとは?

VBAには、スキルを客観的に測るための「VBAエキスパート」という資格が存在しています。

2003年から開始された試験で、現在では問題の形式や範囲などがリニューアルされています。

対象年齢は幅広く、学生から社会人まで多くの方が受験しています。

なお、合格率は公表されていませんが、合格点は650点から800点程度とされています。

つまり、おおよそ6割から8割程度の得点が合格の目安となります。

問題数は全部で40問程度存在しており、難易度の高い科目も含まれています

上位資格である「スタンダードクラウン」を取得すれば、IT系への転職で非常に有利になるメリットがあります。

資格のポイント

VBAエキスパートはスキルの証明に最適な資格で、幅広い年齢層が受験しており認知度も高く、スタンダードクラウンなどの上位版は転職に有利となります。



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VBAを習得するメリット・デメリット

VBAの特徴を理解したところで、実際に習得した際にどのような影響があるのかを見ていきましょう。

ここでは、VBAを習得するメリットとデメリットを詳しく解説します。

VBAを習得するメリット

VBAを習得した場合は様々なスキルが身に付くため、会社での作業効率化が実現できます。

前述の通り、帳票や請求書の作成を自動化できるため、キャリアアップしやすいメリットがあります。

会社内では貴重な人材として評価されるようになり、結果として職場での安定性も向上するといえます。

また、VBAを扱える人材は転職の選択肢も広がるため、就職活動で有利になる点も大きな魅力です。

技術職の一つであるVBAを習得していることで、採用率も飛躍的に向上するでしょう。

加えて、生産性を重視するマインドが養われるため、計画的に動いたり論理的に考えたりする力が身に付きます。

自身のキャリアだけでなく人としても成長でき、社会での地位を確立することが可能です。

また、VBAを活かしてクラウドワークスなどで副業を行うこともできます。

仕事の選択肢を大きく広げるためにも、VBAは非常に価値のある強力なスキルです。

VBAを習得するデメリット

反対に、VBAを習得するデメリットは知識を身に付けるまでに時間がかかることです。

簡単に習得できるスキルではないため、相応の努力と時間が必要になります。

また、会社内で優秀な人材として認知されることで、業務量が増加する可能性もあります。

周囲から頼りにされる反面、仕事を任されすぎて自分の時間を確保しにくくなる恐れがある点には注意が必要です。

メリット・デメリット

スキルを活かして効率的な仕事ができるようになり、転職や副業においても仕事の幅が大きく広がりますが、習得に時間がかかり周囲から仕事を頼まれやすくなる面もあります。



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VBAに関するよくある質問

よくある質問

VBAを実際に活用するためのコツはありますか?

まずはExcel内での単純な計算やレポート作成の自動化から始めるのがおすすめです。慣れてきたら副業サイトなどでスキルを試してみるのも良いでしょう。

初心者におすすめの学習方法は?

独学でも学べますが、効率を重視するならプログラミングスクールが最適です。短期間で体系的な知識を身につけられるため、挫折しにくいメリットがあります。

まとめ

本記事では、VBAとマクロの違いやVBAでできること、さらに習得のメリットについて詳しく解説しました。

VBAを習得することは、自身のキャリア形成において非常にプラスになります。

就職率が向上するだけでなく、任せてもらえる業務の幅が大きく広がるためです。

万が一職を失った場合でも、VBAという専門スキルがあれば、再就職や副業案件の獲得がしやすくなります。

将来の選択肢を増やすためにも、ぜひこの機会にVBAの習得に挑戦してみてください。

一歩踏み出すことが、あなたの新しい可能性を切り拓くきっかけになるはずです。