DALL-Eで画像生成する方法|使い方・料金・無料で試す手順まで

OpenAIが開発したDALL-Eは、テキストのプロンプトを入力するだけで高品質な画像を自動生成できるAIツールです。

最新のDALL-E 3はChatGPTとも連携しており、無料でも利用を始められます。

料金体系やMidjourneyとの違い、具体的な使い方まで、この記事でわかりやすく解説します。

DALL-Eとは?基本概要と各バージョンの違い

DALL-Eは、OpenAIが開発したテキストで指示を入力するだけで画像を自動生成できる画像生成AIです。

2021年の初代モデル公開以来、DALL-E 2・DALL-E 3と進化を重ね、プロンプトの解釈精度や生成品質が大幅に向上してきました。

ここでは、読み方・各バージョンの違い・他の画像生成AIとの比較を通じて、DALL-Eの全体像を把握しましょう。

DALL-Eの読み方と意味

DALL-Eは「ダリ」と読みます。

この名称は、シュルレアリスムの巨匠サルバドール・ダリ(Salvador Dalí)と、ピクサー映画のロボットキャラクターWALL-Eを組み合わせた造語です。

アートとAIへのリスペクトが込められたネーミングで、初めて目にした方が「どう読む?」と疑問を持つことが多いポイントです。

DALL-E 1・2・3の進化と違い

各バージョンの主な改善点は以下のとおりです。

バージョン 公開時期 主な特徴・改善点
DALL-E 1 2021年1月 テキストから画像を生成する初代モデル。品質・解像度はまだ限定的
DALL-E 2 2022年4月 画像の高解像度化・リアルな表現力が向上。インペインティング(部分編集)機能を追加
DALL-E 3 2023年10月 プロンプトへの理解精度が大幅に向上。ChatGPTとの統合により、対話形式での画像生成が可能に

最新のDALL-E 3では、日本語プロンプトへの対応も強化されています。

より細かい指示を正確に反映した画像生成が可能になっています。

他の画像生成AIとの比較(Midjourneyなど)

DALL-E 3と競合する主な画像生成AIとしてMidjourneyが挙げられます。

両者の違いを簡潔に比較すると以下のようになります。

  • DALL-E 3:ChatGPTとの統合でプロンプト作成が簡単。Microsoft Copilot経由で無料利用が可能。日本語プロンプトへの対応も良好で、安全フィルターが強固なためビジネス利用やコンテンツ管理を重視する場面に適している
  • Midjourney:アート性・美麗さに特化した画像生成が得意。ただし無料プランは提供されておらず、月額課金制での利用が必要。Discord経由に加え、公式Webアプリからの操作も可能

手軽に無料で試したい場合や、ChatGPTと連携して画像を生成したい場合はDALL-E 3が有力な選択肢です。

一方、アート性や写実性を極限まで追求したい場合はMidjourneyが優れています。

DALL-Eの料金と無料で使う方法

DALL-Eを利用する際の料金体系は、大きく「ChatGPT Plus経由」「Microsoft Copilot経由(無料)」「OpenAI API経由」の3つに分かれます。

無料でDALL-E 3による画像生成を試したい方から、ビジネス・開発用途での本格活用を検討している方まで、自分に合ったプランを選ぶことが重要です。

それぞれの料金と特徴を以下で詳しく解説します。

ChatGPT Plus経由の料金プラン

ChatGPTの有料プランであるChatGPT Plus(月額20ドル)に契約することで、DALL-E 3を使った画像生成がChatGPT上で利用できます。

プロンプトをチャット形式で入力するだけで高品質な画像を生成でき、追加の操作は不要です。

ただし、一定時間内の生成枚数には上限が設けられており、短時間に大量生成を行うと制限がかかる場合があります。

コストパフォーマンスを重視しつつ、ChatGPTとの連携機能も活用したいユーザーに適したプランです。

無料で試す方法(Microsoft Copilot経由)

DALL-E 3による画像生成を完全無料で試したい場合、Microsoft Copilot(旧Bing Image Creator)の利用が最も手軽な方法です。

Microsoftアカウントでサインインするだけでアクセスでき、アカウント作成自体も無料です。

生成にはブースト(クレジット)が使用され、毎日一定数が補充される仕組みのため、継続的な利用も可能です。

ただし、ブーストを使い切ると生成速度が低下する点に注意が必要です。

まずDALL-E 3の性能を体験したい初心者に最もおすすめの方法です。

API利用時の料金と従量課金の仕組み

開発者やビジネス用途でDALL-Eをサービスへ組み込む場合は、OpenAI APIの従量課金プランが利用できます。

料金は画像のサイズ・品質によって異なり、例えばDALL-E 3では「1024×1024・標準品質」が1枚あたり0.040ドル、高品質(HD)では0.080ドルとなっています。

生成した枚数分だけ課金される従量課金制のため、少量利用なら低コストで運用できます。

大規模な画像生成AIの活用を検討している企業・開発者にとって、柔軟にスケールできる点が大きなメリットです。

補足

APIの料金はモデルや解像度によって改定される場合があります。導入前にOpenAIの公式料金ページで最新の単価を確認することをおすすめします。

DALL-E 3の使い方・画像生成の手順

DALL-E 3を実際に使う方法は、大きく分けてChatGPT経由・Microsoft Copilot経由・OpenAI API経由の3つがあります。

このセクションでは、初心者でもすぐに試せるChatGPTとCopilotの操作手順を中心に、開発者向けのAPI実装方法まで、それぞれのステップを順に解説します。

ChatGPTでDALL-E 3を使う手順

ChatGPT PlusでDALL-E 3を使うには、まずChatGPT公式サイト(chatgpt.com)にアクセスし、Plusプランのアカウントでログインします。

画面のモデル選択からGPT-4oなど画像生成に対応したモデルが有効な状態を確認し、チャット入力欄に画像の内容を日本語または英語で指示するだけで画像が生成されます。

生成された画像は右クリックまたはダウンロードボタンで保存可能です。

ChatGPTとDALL-E 3を組み合わせた画像生成は現在最も手軽で高品質な選択肢の一つであり、テキストの指示だけで多彩なイラストや写真風画像を作れます。

プロンプトの書き方と具体例

効果的なプロンプトは「スタイル+主題+構図・色調」の要素を組み合わせて記述します。

以下にプロンプト例を示します。

  • 水彩画風の桜並木、柔らかいピンクと白の色調、俯瞰構図
  • アニメ風の少女が本を読んでいる、暖かい室内、夕暮れの光
  • ミニマルなビジネスアイコン、青と白、フラットデザイン
  • リアルな質感の宇宙飛行士、月面、広角レンズ、映画的な照明
  • ピクセルアート風の城、ファンタジー世界、レトロゲームスタイル

日本語プロンプトでも高精度な画像を生成できます。

より細かい指示を出したい場合は英語で書くとさらに精度が上がる傾向があります。

生成画像の編集・再生成のコツ

生成結果がイメージと異なる場合は、チャット形式で修正指示を追加送信するだけで再生成できます。

「もっと明るい色調にして」「背景を都市風景に変更して」といった追加プロンプトを送ると、直前の文脈を引き継いだまま調整が可能です。

また「バリエーションを3パターン出して」と指示することで複数案を比較できます。

Microsoft Copilotで無料生成する手順

DALL-E 3を無料で試したい場合は、Microsoft Copilot(copilot.microsoft.com)を利用するのが最も手軽です。

手順は以下のとおりです。

  1. Copilot公式サイトにアクセスし、Microsoftアカウントでサインインする(アカウントは無料作成可能)
  2. チャット入力欄に「〇〇の画像を生成して」と日本語で指示を入力する
  3. 自動的にDALL-E 3エンジンが起動し、数秒で画像が表示される
  4. 生成された画像を右クリックまたはダウンロードボタンで保存する

DALL-E 3による画像生成を無料で利用できるCopilotは、ブーストクレジットを消費しない低速モードでも引き続き利用可能です。

画像を作るだけなら費用は一切かかりません。

OpenAI APIでDALL-Eを実装する手順

開発者がサービスや自社アプリにDALL-Eの画像生成機能を組み込む場合は、OpenAI APIを使います。

基本的な手順は以下のとおりです。

  1. APIキーの取得:OpenAI Platform(platform.openai.com)でアカウントを作成し、APIキーを発行する
  2. ライブラリのインストール:Pythonで利用する場合は pip install openai を実行する
  3. リクエストの送信:以下のシンプルなコード例で画像URLを取得できる

import openai

client = openai.OpenAI(api_key=”YOUR_API_KEY”)

response = client.images.generate(model=”dall-e-3″, prompt=”水彩画風の富士山”, size=”1024×1024″, quality=”standard”, n=1)

print(response.data[0].url)

レスポンスに含まれる画像URLにアクセスすれば、生成画像をダウンロードまたは表示できます。

APIを活用することで、DALL-E 3の画像生成機能を自社サービスへ柔軟に組み込むことが可能です。

DALL-Eで生成できるイラスト・画像の種類と活用例

DALL-Eは、テキストで指示を与えるだけで、イラスト・写真風リアル画像・絵画調アート・ビジネス向け素材など、多様なジャンルの画像を生成できる画像生成AIです。

アニメ風のキャラクターから広告バナー用のビジュアルまで幅広い用途に対応しており、デザインの専門知識がなくても高品質な画像を作成できます。

以下では、スタイル別の生成例とビジネス活用シーン、商用利用時の注意点を具体的に紹介します。

イラスト・アートスタイルの生成例

DALL-E 3では、プロンプトにスタイルを指定することで、さまざまな画風のイラストを生成できます。

代表的なスタイルと指定例を以下にまとめます。

  • アニメ・マンガ風:「anime style」「manga illustration」などを追加するとアニメ調のキャラクターやシーンを生成できます
  • 水彩画風:「watercolor painting style」を加えると、柔らかいタッチの水彩イラストが生成されます
  • 油絵風:「oil painting」と指定することで、重厚感のあるアート作品風の画像を作成できます
  • ピクセルアート:「pixel art style」でレトロゲーム風のドット絵を生成できます

プロンプトにスタイル・色調・構図の3要素を組み合わせることで、イメージに近い画像をより精度高く生成できます。

これがDALL-E 3の大きな特徴です。

ビジネス・マーケティングへの活用例

DALL-Eはビジネスシーンでも幅広く活用されています。

主な用途は次のとおりです。

  • SNS投稿・サムネイル制作:ブログやYouTubeのサムネイル、InstagramやX(旧Twitter)の投稿用ビジュアルを短時間で作成できます
  • 広告バナーの制作:ターゲットやトーンを指示するだけで、広告用のオリジナルビジュアルを生成でき、制作コストを削減できます
  • プレゼン資料の素材:会議資料や提案書に使うオリジナルのコンセプト画像を即座に用意できます
  • ECサイトの商品イメージ:架空の商品や新商品のコンセプトビジュアルを低コストで制作できます

ChatGPTと組み合わせてDALL-E 3を使うことで、プロンプトを対話的に改善しながら業務に最適な画像を効率よく量産できます。

この点も、ビジネス利用における大きなメリットです。

商用利用・著作権の注意点

OpenAIの利用規約では、DALL-Eで生成した画像の商用利用は基本的に認められており、生成画像の権利はユーザーに帰属します。

ただし、以下の点には注意が必要です。

  • 禁止コンテンツ:実在する人物のリアルな肖像、暴力・性的表現、著作権で保護されたキャラクターの模倣などは生成・利用が禁止されています
  • 第三者の権利侵害:既存のアーティストのスタイルを意図的に模倣したコンテンツを商用利用する場合は、著作権侵害のリスクが生じる可能性があります
  • AI生成表示の義務:媒体や国によっては、AI生成画像であることの開示が求められる場合があります
注意が必要です

商用利用を検討する際は、OpenAIの最新の利用規約を必ず確認し、安全・適切な形で活用しましょう。規約は改定される場合があるため、定期的なチェックをおすすめします。

よくある質問

ここでは、DALL-Eの利用を検討している方や使い始めたばかりの方が抱きやすい疑問を、Q&A;形式でまとめています。

無料で試せる範囲やバージョンごとの違い、日本語プロンプトへの対応状況、商用利用のルールなど、よく検索される疑問点を厳選して解説します。

よくある質問

DALL-Eは完全無料で使えますか?

使用する手段によって異なります。Microsoft Copilot経由ならMicrosoftアカウントがあれば無料で試せます。ChatGPT経由ではChatGPT Plus(月額20ドル)への加入が必要です。OpenAI API経由は従量課金制のため、生成した画像の枚数・サイズに応じた料金が発生します。まず無料で試したい場合は、Microsoft Copilotを利用するのが最も手軽です。

DALL-E 3と2の違いは何ですか?

主な違いは、テキスト理解の精度・画像品質・ChatGPTとの統合・安全性フィルターの強化の4点です。DALL-E 3は複雑なプロンプトをより正確に解釈し、細部の描写や構図の自然さが向上しました。ChatGPT上で直接利用でき、対話形式でプロンプトを洗練させながら画像を生成できる点も大きな特徴です。

日本語のプロンプトで画像生成できますか?

DALL-E 3は日本語のプロンプトに対応しており、日本語で指示を入力するだけで画像を生成できます。特にChatGPT経由なら日本語でのやり取りが自然にできます。ただし英語プロンプトと比べると細かいニュアンスの伝達精度に差が出る場合があるため、より意図に近い画像を得たいときはスタイル・構図・色調などを英語で指定するのがコツです。

DALL-Eで生成した画像は商用利用できますか?

OpenAIの利用規約上、DALL-Eで生成した画像の商用利用は基本的に認められています。広告バナーやSNS投稿、サムネイル制作などビジネス用途での使用が可能です。ただし禁止コンテンツの生成や第三者の権利を侵害する画像の使用には注意が必要です。利用する製品・サービスごとに追加の条件がある場合もあるため、事前に最新の利用規約を確認しましょう。

DALL-EとMidjourneyどちらがおすすめですか?

用途によって向き・不向きが異なります。無料で試したい場合や日本語プロンプトで使いたい場合、写実的な画像や正確なテキスト描画を重視する場合はDALL-Eが適しています。一方、アート性や独特のビジュアル品質を重視する場合はMidjourneyが高い評価を得ています。まずDALL-Eを無料で試し、さらにアート性の高い画像が必要になった段階でMidjourneyを検討するのが、コストを抑えた賢い使い分けです。

まとめ

この記事では、DALL-Eの基本概要から料金プラン、ChatGPTやMicrosoft Copilotを使った具体的な手順まで解説しました。

まずはMicrosoft Copilotを使えばDALL-E 3による画像生成を無料で体験でき、アカウント登録だけで今すぐ始められます。

より高度な活用にはChatGPT Plus(月額20ドル)またはOpenAI APIの利用がおすすめです。

ぜひ一度、無料のCopilotでプロンプトを入力し、AIによる画像生成の面白さを体感してみてください。